ZohoとSalesforce、どちらを選ぶべき?特徴・価格・機能面から徹底比較!

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顧客情報の管理を容易にするCRM。しかし、どのようなツールを選べば良いか迷っている人も多いのではないでしょうか。

CRM(顧客関係管理)ツールの導入、運用を検討する際、多くの企業が候補に挙げるのがZoho のZoho CRMとSalesforceのSales Cloudです。どちらも世界的に有名なCRMツールであり、顧客情報の一元管理や営業活動の効率化を目的とした豊富な機能を備えています。

結論を言ってしまうと、事業規模がそこまで大きくない中小企業は「Zoho CRM」、会社の規模が大きく、多くの部署が関わる場合は「Sales Cloud」が向いていると考えています。

ZohoとSalesforceには料金プラン、機能、カスタマイズ性、操作性など、多くの違いがあります。本記事では、実際にどちらも使用したことのある筆者が、それぞれの特長を比較し、どの企業に最適な選択肢なのか、そのポイントと理由をCRM初心者の方にも分かりやすいよう、詳しく具体的に解説します。

目次

Zoho が提供する「Zoho CRM」 とは?

ZohoCRMの画像

引用元:ZohoCRM

Zoho が提供するサービスにおいて最も有名なのが、Zoho CRM です。Zoho CRM は、顧客情報を一元管理し、営業プロセスを可視化するためのサービスです。多くの企業が抱える課題の一つに、顧客情報を記録、収集しているのに、それを営業活動に活用できないことが挙げられます。Zoho CRM を活用すれば、集めた顧客情報を一元管理し、その情報をもとに、顧客フォローやマーケティング施策を行うことが可能になります。顧客情報の分析や、グラフでの可視化など、通常業務で行うにはハードルが高いことも、Zoho CRM を活用すれば効率的に作成可能で、業務効率化と生産性の向上を実現できます。他にも、リード管理、パイプラインの追跡、フォローアップの自動化が可能で、営業チームの効率を大幅に向上させます。
Zoho CRM については以下の記事でも紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください!

Zoho CRMのログイン/サインイン方法!開けない時の解決法

Zoho CRMとZoho CRM Plusの違いは?機能・料金・プランについて徹底解説

続いて、Zoho CRM の機能や特徴、費用について解説します。

ZohoCRMの機能とは?

Zoho CRM で活用できる機能は以下の通りです。一つずつ紹介していきます。

・顧客管理

・営業支援

・営業分析

・カスタマイズ

・マーケティングオートメーション

・チームコラボレーション

顧客管理

Zoho CRM を導入することで、見込み客情報や連絡先、取引先などの基本情報項目から、顧客とのメールのやり取りや商談、見積書などの活動履歴情報までを一元管理することができます。

営業支援

Zoho CRM は、営業活動を効率化するための機能が充実しており、見込み客の創出から案件受注までの営業プロセスを管理したり、条件を設定することで業務の一連の流れを自動化することができます。また、担当者の登録したタスクや通話履歴などを記録することができるため、担当者の入力漏れや進捗の遅れを防ぎ、効率的に営業活動を進めることができます。

営業分析

Zoho CRM にはレポート機能が備わっており、CRMに登録された営業データを集計し、自動でレポートを作成してくれます。データはリアルタイムに反映されるため、企業の目標に対しての進捗状況や担当者の活動状況をすぐに確認できます。

カスタマイズ

Zoho CRM は、自社のニーズに応じてカスタマイズすることが可能です。画面のレイアウトやフィルター機能によって、ユーザーが使いやすいシステムを構築することができるため、ストレスなく業務を行うことができます。

マーケティングオートメーション(MA)

見込み客情報の収集や分類を、エリアや興味・関心などのカテゴリーごとに自動で分類してくれたり、フォームメールなどの開封率を分析することで、リードナーチャリングを行うことが可能です。これにより、どの顧客に対して活動を行うべきかを判断し、効率的な営業活動が可能になります。

チームコラボレーション

Zoho CRM では、ユーザーを管理する機能があり、それぞれの役職に応じて権限を付与することが可能です。自社の組織図をCRMへ取り込み、役職に沿って権限を付与する、ということができます。これによって、組織体系を崩すことなく、チームとして営業活動に従事することができます。

Zoho CRM の費用は?

Zoho CRM には、4つの有料プランが設定されています。スタンダード、プロフェッショナル、エンタープライズ、アルティメットに分かれており、プランに応じて費用と使える機能が異なります。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、月額1,680円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能な最も低価格のプランです。スモールスタートで始めたい方向けの標準プランとなっており、顧客の一元管理、タスク・スケジュール管理、リードスコアリング、メール分析、売上予測といった機能が利用できます。

プロフェッショナルプラン

プロフェッショナルプランは、月額2,760円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。本格的に活用したい企業向けのプランとなっており、スタンダードプランの内容に加えてマクロの活用や、商談を営業担当者に割り当てる機能などが追加されます。

エンタープライズプラン

エンタープライズプランは、月額4,800円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。Zoho CRM の機能をしっかり活用したい企業向けのプランで、プロフェッショナルプランの内容に加えて、AIによる営業サポートが追加されます。また、関数によるカスタマイズや、メールの解析など、より高度な分析が行えるようになります。

アルティメットプラン

アルティメットプランは、月額6,240円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。膨大な顧客データを抱えており、大容量で活用したい企業向けのプランで、大容量データで迅速な意思決定ができるビジネスインテリジェンスツールである、Zoho Analytics機能が搭載されています。

また、15日間の無料トライアルも存在し、。15日間エンタープライズプランが利用可能であるため、営業活動に必要なおおよその機能は試すことが可能です。

Salesforceが提供する「Sales Cloud」とは?

Sales Cloud の画像

引用元:Salesforce

Sales Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するクラウド型のビジネスアプリケーションのことを指します。営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)などの機能を軸として、企業の目的に応じて複数の製品を組み合わせて活用できるプラットフォームの総称です。

特徴としては、ハードウェアやソフトウェアにおける初期投資が不要で導入しやすく、セキュリティも安心です。幅広い企業に活用されており、世界的にも高い認知とシェアを誇ります。

Salesforce の機能とは?

Sales Cloud で活用できる機能は以下の通りです。一つずつ紹介していきます。

・営業支援

・顧客管理

・サービス・サポート管理

・マーケティング管理

・可視化・戦略・分析

営業支援・営業管理

受注した案件の取引額や案件数、進捗から受注できなかった案件の記録まで一括管理・保存できるため、過去のあらゆるやり取りをもとに営業の分析や戦略の策定を行うことができます。

顧客管理

取引先企業の情報や、その取引先の責任者、商談名、商談の金額やステージ、過去の問い合わせ履歴などを管理画面上で確認できます。また、関係者や部門間でこれらを情報共有でき、必要な情報をリアルタイム、かつ迅速に確認することができます。また、見込み客のデータも自動で管理可能のため、フォローアップや適切なタイミングでの宣伝等も実現できます。

サポート管理

顧客からの問い合わせ内容をすべてCRM内に残して管理することができるため、顧客対応時にその問い合わせの内容を踏まえたやり取りが可能です。これにより、顧客との信頼関係の構築が可能となるだけでなく、スムーズな対応も実現できます。

マーケティング活動管理

見込み客の管理機能によって、マーケティング活動やビジネスプロセスを可視化することもできます。
資料のダウンロードや申し込み、問い合わせがあった場合に、その顧客の登録情報が見込み客リストに自動で紐づきます。実施済みの広告やキャンペーンに関するデータを活用し、スムーズに商談化・案件化につなげるための環境が整えられています。

可視化・最適化

CRM内の顧客情報や営業データなどはレポートを作成することで、一覧化して可視化することができます。また、ダッシュボードでは、営業担当者のタスクの進捗状況や受注確度などを確認できます。さらに、当月の予実や担当者別の実績、担当者の残業時間のチェックなどをレポートやグラフとして表示できるため、経営戦略を策定したり現状を分析したりといった業務がスムーズに運ぶようになります。

Salesforce の費用は?

SalesforceのSales Cloud にも、4つの有料プランが設定されています。Essentials、Professional、Enterprise、Unlimitedに応じて費用と使える機能が異なります。

なお、Sales Cloudでは月間契約は選択できず、年間契約となります。

Essentialsエディション

Essentialsエディションは、月額3,000円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。シンプルな設定と、リード、取引先、コンタクト、商談の管理が行えます。また、メール連携機能と活動の自動記録機能も活用可能です。

Professionalエディション

Professionalエディションは、月額9,600円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。上記の機能に加え、売上予測管理や、レポート・ダッシュボードの作成、カスタマイズが利用可能です。見積もりや契約書の作成もできます。本格的に利用したい企業向けのプランです。

Enterpriseエディション

Enterpriseエディションは、月額19,800円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。professional版の全機能に加え高度なパイプライン管理と案件管理、ワークフロー機能が活用できます。ワークフローとは、自動化ルールの設計です。効率的、かつ本格的に活用したい企業向けです。

Unlimitedエディション

Unlimitedエディションは、月額39,600円/ユーザー(税別・年額支払い)で利用可能なプランです。Enterprise版の全機能に加え、予測AIの活用や、会話型インテリジェンスの活用が可能です。高度な分析を行いたい企業向けのプランです。

ZohoとSalesforceの比較

機能

Zoho CRMには、顧客管理や営業支援、マーケティングオートメーション機能など、基本的な顧客管理機能を網羅しています。また、売上予測機能なども備えており、業務において求められる基本的な機能が搭載されています。

Salesforceは上記の基本的な機能に加えて、上位のプランではAI分析やEコマース連携など、より高度な機能を搭載しています。

Zoho CRMは基本的な業務で必要となる機能を網羅しているのに対し、Salesforceは大企業で求められる様々なニーズに対応するため、豊富な機能と拡張性を備えているという違いがあります。

料金

上記解説した通り、ZohoCRM Sales Cloudのどちらも、その用途やニーズに合わせてプランを選択することができます。しかし、どのプランでもZoho CRMの方がコストパフォーマンスに優れています。機能面の多さではSalesforceに軍配が上がりますが、そこまで多くの機能を活用する必要がない企業にとっては、Zoho CRM のように低コストでCRMを導入できるのは魅力と言えます。

カスタマイズ性

Zoho CRMは、インタフェースなどをカスタムすることができます。デザインを含めた編集だけでなく、プログラミング言語を用いて独自にカスタマイズできる点も魅力です。

また、Zoho内のあらゆるアプリケーションとのシームレスな連携が可能で、連携を行うことにより、カスタマイズの幅が大きく広がります。また、GoogleアプリやSlackなどの人気ツールと連携も可能です。

一方、Salesforceは、AppExchangeというマーケットプレイスを通じて、非常に多くの拡張機能を追加することが可能です。また、Salesforce製品自体にも多種多様な機能が搭載されており、APIの連携先も多く存在するため、カスタマイズ・拡張性に優れているのが特長です。ちなみに、独自のアプリケーションを開発することもSelesforceの場合は可能です。

カスタマイズ性で見ると、Salesforceの方がその種類の豊富さや拡張性の高さから優位であると言えるでしょう。

これらの他にも、操作性の違いや、UIの違い、セキュリティの違いなども存在し、その特徴はさまざまです。

株式会社ArchRiseはCRM導入に対応しています。

株式会社ArchRiseはCRM導入支援や、Salesforce や Hubspot などの他社システムからZoho CRM への乗り換え等について対応しています。「CRMを導入したいけど、何から始めたら良いか分からない」「すでにCRMを導入しているけどコストがかかっており、安いシステムに移行したい」と考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。質問・相談は無料です!

また、CRMだけでなくWebを活用したマーケティング、コンサルティング、HP/LP制作、広告運用などさまざまな領域にも柔軟に対応可能です。ビジネスにおけるお悩みをお持ちの方はぜひお声がけください。あなたのビジネスのお悩みを解決する、頼れるパートナーとして並走します。

まとめ 

ZohoとSalesforceは、それぞれ異なる特長を持つCRMツールです。コストや費用対効果、機能、カスタマイズ性などにそれぞれ違いがあり、その観点ごとにメリット・デメリットや優劣が変わります。そのため、CRM選びは簡単ではありません。例えば、費用を抑えてCRMを導入したい方が、そこまで多くの機能は使いこなせないのにSalesforceのSales Cloudを導入してしまうと、多くの機能を持て余し、後になって、想定していた以上にコストが高くついてしまい、無駄な負担が大きくなったということが起こります。

自社で効果的なCRMツールの導入を検討している場合は、それぞれの特徴を理解したうえで、自社のニーズや、使用したい機能に合わせたツール選びを行うことをおすすめします。

ただし、1つの目安として、Zoho CRM は中小企業向きであり、Salesforceは大企業向きであると筆者は考えています。また、Zohoは価格の手頃さと操作の容易さ、Salesforceは高度な機能と拡張性に優れていると言えます。

また、どちらのツールも比較的使いやすいように設計されていますが、Zoho CRM の方がよりITリテラシーの低い方、知識があまりない方でも直感的に操作が可能だと筆者は考えています。

CRMは、導入から定着までの道のりを考えると難しいと感じる部分もありますが、CXが当たり前になっているこの時代に、企業の成長を加速させる重要なステップです。本記事を参考に、自社に最適なCRMを選択し、ビジネスの効率化を図りましょう!あなたのビジネスでの成功を心より応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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